こうして改造はほぼ出来上がったも同然だが、気に入らない所がいくつか残っていた。
それは、ピックアップのエスカッションが破損している事と、スイッチのノブが無い事だ。
これは何とかしないといけない。そこで早速Yahooオークションを覗いてみた。
あるはあるは、よくもまぁこんな物をと言うほど何でも売っている。早速、さくさくと
落札して送ってもらうことにした。
それらのパーツを取り付けると、もうすっかり新品のギターのようだ。まぁ、裏側の仕上げの
不味さを見なければそれ程悪くはない出来栄えではないか。
その上、ヘッドで金色に輝くGibsonのロゴも眩しい!
しかし、ギターと言うからには音が問題である
早速弦を張り、音を出してみた。
で、音はと言うと...確かにソリッド・ギターの音ではない
かと言ってセミアコやフルアコの音でもない。
何といったら良いのか、説明に困る音である事は確かだ。
「個性的な音!」又は「この世にこれ1台だけの音!」
違うなぁ、「根性の無い、蚊の鳴くような響き!?」
ちょっと近づいたかな、「ニセ・ポールの音!」これだ。
おまけにネックがラワンで、フレットが調整していないので
弦がビリついてどうにもならない。
仕方が無いので、台所の砥石でフレットを摺りあわせ。
どうにかこうにかビリつきは治まってきた。
フレットのオクターブ調整をしてみると、結構正確に合ってくれた。
高い工作精度の勝利だ。5フレットの倍音も合っている。
これでなんとか使えそうな予感がしてきた。
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