道志川< 相模川水系>


道志川は昔から東京近辺では有名な渓流釣り場でありました。 私の父親も大変な釣りキチだったので、私が子供の頃からこの川の事はしょっちゅ聞かされて いた訳です。
やがて私も渓流釣りをするようになって、父親が釣りをしていた頃から数十年たったこの川を 訪れた訳ですが、あまりに父親が言っていたのと違うのでがっかりした覚えがあります。 父親が釣りに行っていたのは昭和20年代終わり頃で、当時、道志川へ行くのは大変で、最終の 中央線で東京を発って、
夜中に相模湖の駅に着いたら、あらかじめ予約しておいたタクシーに 乗り合わせて、月夜野か両国橋まで未舗装の山道を行くと言う釣りだったそうです。
その代わり、釣れるのは天然のヤマメで、水質が良い為かとても美味しく食べさせて頂きました。
しかし、私が行くようになった昭和50年代終わり頃は、家から車で、ほんの1時間半位で行ける手軽な釣り場 になっていて、川沿いに道路が有るので車から降りてすぐ釣りが出来ると言うお手軽さの為か場荒れがひどく せっかく行っても釣れるのは解禁日に漁協が放流したニジマスか、うぐいばかりと言うお粗末な状態でした。
が、近年、漁協の努力が実って稚魚放流された天然に近いヤマメが釣れるようになり、一部支流には岩魚も復活 して来たようです。



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